読書感覚文
主観と感覚のままに書き殴ります。ネタバレは、未読の方が今後読んでも楽しめる範囲で
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Zぼーいず/ぷりんせす
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(あらすじ)
迷子の死神姫(幼女)に命を奪われた健太郎と文吉はゾンビになる。不死身の肉体を手に入れた二人は、通り魔事件に巻き込まれる。

・75点中75点満点!
・さくっと読めてしっかりと楽しい
・地に足のついたライトゾンビコメディ

田口作品の魅力はさくっと読めるライトさとシンプルさとメリハリです。
本作はその魅力がぎっちりと凝縮された秀作だと思います。

三部構成というラノベにはなかなか見られない構成。(実際のところ、内容的には三部構成になっている作品はたくさんあります。無駄に章を分けすぎる本が多いのが実態です)
主人公ゾンビになる→通り魔事件が発生→解決
シンプルな流れですが、起伏がはっきりとつけられているのですんなりとストーリーが入ってきます。展開がサクサク進むので非常に読みやすい。
挟み込まれるギャグがブラックで笑える。
p.112「額から後頭部に抜けた光線は、健太郎の背後の街路樹を焦がす。」
主人公はゾンビなので死に放題です。

「愛するものの死」ってテーマをライトノベルで扱うの、もの凄く難しいはずなんです。
本作は見事に、コミカルな雰囲気の中で、不快にならないスレッスレのバランスを保ってくれていると思います。
p.193からの強烈なシリアスシーン。
ここでおどけトーンを一旦封印して、きっちりシリアスをやってのけるから、前半の楽天的な雰囲気が対比として生きてくる。絶妙なバランスです。この対比、つけすぎたりつけなさすぎたりするだけで大失敗に陥る可能性があるところ、本作は本当にすばらしいと思います。
笑いあり、泣きあり、アクションあり、……で、安心のどんでん。
文句なしにオススメできます!

発売年が不運でした。打ち切りになってしまいとても残念。再評価の価値は十二分にあると思います。


主観:(+)

オススメ度:B


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不遇な秀作を再発掘したい方にオススメです↓


2巻と3巻も合わせて、ざっくり楽しめます↓






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