読書感覚文
主観と感覚のままに書き殴ります。ネタバレは、未読の方が今後読んでも楽しめる範囲で
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異世界スーパーマーケットを経営します ~召喚姫と店長代理~
異世界スーパーマーケットを経営します ~召喚姫と店長代理~
第17回えんため大賞<特別賞>



(あらすじ)
 素人呼ばわりされ企画書に目を通してもらえないスーパー店長代理が、異世界に召喚されて商業地区復興に挑む。

・トレンドの経営モノ
・借金カウントダウンはわかりやすい
・盛り上げ上手

他社新人賞ではギルドやらレストランを経営。各社軒並み異世界での経営モノが受賞しているという事実に、少し狂気を感じます。
経営モノが流行っているのでしょうか。流行らせたいのでしょうか。

『もしドラ』以降増えた経営モノ。
「誰が」「どのような状況で」「どのような困り事を抱えているか」に目を向けることで解決に繋げていく。そんな過程を楽しむジャンルと言えるでしょうか。
今回の異世界は「レストランが無い」→「食材を買って調理がたいへん」→「加工した食品に需要がある」という発想で「ケチャップ」を売り出すエピソードがあります。

地区の抱えた借金を返すという目的がはっきりと最初に明示される。
順に見込み客の需要をあぶり出し、供給に繋げていく。
借金返済に大きく進展。
邪魔が入る。
葛藤、主要登場人物同士の喧嘩を乗り越えて希望を見いだす。
イレギュラーによって、希望の光が潰えそうになる。
絶望にかわりそうになったころで……思わぬ救い。
主要登場人物の心境変化(成長)を各々確信して大団円。

手順がしっかりとしているのでエンターテイメントして最後まで飽きずに読み進めることができました。
p.287のソレイユさんの台詞にはスカッとしました。
ラストの展開が甘やかしに見えないよう、序盤にひと工夫があるのが信頼できます。
えんため大賞は例年構成のしっかりした作品が多い印象があります。


主観:(+)

オススメ度:B


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経営モノジャンルが好きな方、入門書としてもオススメです↓




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ブサイクですけど何か? 天才魔術師最大の欠点
ブサイクですけど何か? 天才魔術師最大の欠点
第17回えんため大賞<特別賞>



(あらすじ)
 魔王の呪いで生まれながらブサイク顔の性格クソ主人公が、視力を奪われた天真爛漫な少女の呪いを解くために奮闘する。

・良いゲテモノ
・ブラックユーモアが利いている
・主人公のクソさ加減にスカッとする

外見の善し悪しは、個人の感覚によって違う上に個人の生理的価値基準に強く影響します。
それゆえに、誰しもが「ブサイク」と感じる人物を主人公に設定するのはかなりの冒険。
主人公が「いかにブサイクであるか」という描写を「顔が崩壊していた」のひと言で済ませたのは、安全策としてかなり優秀だと思います。
可愛いモンスターを平気でぶち殺したり、顔が「ブサイク」という理由で登場人物に人格否定させたり、容赦ない。ここまで躊躇なくやってくれるとすっきりです。
ラストのヒロインの対応はお見事。
誰しもが「ブサイク」と感じると設定しておいて、ラストでヒロインに「あなたの顔、カッコいい」なんて吐かせるなんていう最悪の展開にならなくて本当によかった。それをやっちゃうと一気に似非美談化してしまうからね。
難しい題材をよくまとめ上げた作品だと思います。
えんため大賞の新人賞歴代受賞作はかなりエンターテイメント水準が高いものが揃っていると思います。


主観:(+)

オススメ度:B


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吹っ切れたブラックユーモアを楽しみたい方にオススメです↓



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