読書感覚文
主観と感覚のままに書き殴ります。ネタバレは、未読の方が今後読んでも楽しめる範囲で
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スレイヤーズ!
スレイヤーズ!
第1回ファンタジア大賞<準入選>



(あらすじ)
「悪人に人権なんかねぇ!」と豪語する腕利きの魔道士リナはある日、野盗のねぐらからお宝を盗み出す。野盗を蹴散らすなんざ朝飯前。しかし、お宝の中に訳ありアイテムが紛れ込んでいたらしく、リナは追われる身となる。

・面白さの正道
・これぞ純ライトエンターテイメント
・ライトノベルに求めるもの

強い主人公、新たなる敵、決闘、敗北、再起、クライマックス、ハッピーエンド。
展開が本当に正しい順序で並べられているんです!
主人公が敵から逃げているシーンから始まるのが素晴らしい。
こういうシーンは、ベタだろうがお約束だろうが物語のフックになります。
冒頭で「お? 面白そうなこと始まるぞ」と読者に思わせることがいかに大切か!

ゴールを序盤に示しておくことで、読者は興味を保てます。
今何をしているのか?
何のためのシーンか?
きちんと読者が追いつけるように示すことがこんなにも重要なのかと、改めて思い知らされました。

外しのギャグが笑えます。
シモネタを含みますが、
p.129からの「犯す」「犯さない」のくだりはかなり秀逸。オチも見事。

ギャグをやってもキャラクターがぶれない。
↑これ、実はむちゃくちゃ難しいことです。コメディ小説でときどき遭遇する「がっかりキャラ崩壊」がありません!

総じて、読み終えた後の満足度は非常に高かったです。
たたみかける展開にギャグを挟み込んで息をつかせない。クライマックスの直前にきちんとシリアスシーンをぶっこんで雰囲気を落とし、盛り上げる準備をしておく。基本に忠実です!
なにより素晴らしいのはこの文量。250ページでこれほど展開があってギャグがあってこの満足度なら、文句なしにオススメです。

最後に本書末の解説に言及。
p.258
「選考委員が思わず目を見張るような新しいイメージをひとつでも描くことができたら、『スレイヤーズ!』は大賞に輝いたかもしれません」
ファンタジーにおいては“賢者の石”ではない“何か”、ミステリーにおいては“アリバイ”“密室”ではない“何か”を発明する必要があるというのでしょう。いつか打開されると信じて待ち続けたいです。


主観:(+)

オススメ度:A


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説明文だらけの小説にはもう飽き飽きだわ~って方にオススメです↓







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